昨年暮れに母が大腿骨骨折で横浜市民病院に緊急入院しています。
私はゴールド・コーストから帰ってきてほぼ毎日行っておりますが、整形外科という病棟は何と残酷なところでしょう。
母はあとリハビリをするという段階になっていますが、母の前のベットに入院している方は片足切断しているのです。
とても明るい方で救われていますが、私たちが帰ったあとの母の姿や朝のリハビリについて教えてくれるのです。
ただ、なぜ切断されたのか?先日私に「知らないうちに説明もされずに片足切断されたのよ」と言っておられましたが、
息子さんには説明があったのでしょう。たぶんおかぁさんには本当の病名は伏せているのだろうと思っています。
彼女が「お宅は女の子だから毎日見舞いにくるのね、うちは男の子だから(もう相当な年齢)さみしいものよ」と。
私も妹もわが身に置き換えて”本当に老後を考えてしまうのです”
娘だから看病してくれるという保証もないし、だからと言って病院に入り続けるわけにもいかないし、
これからの老人はどうするのでしょうか?
母の時代は戦争も体験し、苦労した分子供たちに囲まれて病院生活ができますが、果たしてこれからはどうなるのでしょうか。
母の前に入院している方を見ていると、ああいう状態になっても生きていくのは残酷だと感じてしまうのですが、
これが自分に置き換えてしまうのです。
昨日歯医者であった「出っ歯事件」なんて、小さい、小さい。
生きていくって本当に大変、毎日元気でいられるのは感謝、感謝です。神様にありがとうと日々感謝しています。