私は2か月に一度歯医者に通っている。
神経質なくらい「歯」を大事にしているので、歯石とフッ素、その他の検査をするためです。
昨年アポをとってあった歯医者さんに朝いそいそと出かけました。
勿論予約なのですが、待合室は立て込んでいました。
私は椅子に座って雑誌を見ていたら、診察室から出てきたおばさん(たぶん50歳くらい)が
いきり立って(すごく怒って)「出っ歯とは何よ!!!出っ歯っていったわね!謝りなさい」
歯医者さんは「わかりやすく言ったまでで・・・・」と絶句しながら、謝っているのです。
「出っ歯って差別用語じゃない!!許せない!」と延々言い続けています。
私たち待合室にいた3名は驚いて事の成り行きをみていました。
ま、なすすべがないという剣幕なのです。
痛いところを突かれたその女性、ひどく醜く(顔だけじゃなく、態度も)謝れ、謝れの一点張り。
でもさぁ・・・出っ歯って今辞書を見ましたが、出っ歯って”反っ歯”という言い方もあるけど、医学用語にも
それ以外の言い方ってないのです。
私が特にこの件に注目したのは・・・・
実は私が小さいときから今は亡き父によく「れいこは出っ歯だからスイカが早く食べてれいいなぁ」とからかわれていました。
自分も出っ歯だと認識していましたし、そこがチャーム!!ポイントだとも納得していました。
ところが、この出っ歯も今じゃ役にたっているのです。
年を取ると鼻の下の皮膚に皺がよりますが、出っ歯の人はその分張りがあり、梅干し皺が出にくいというメリットです。
今日大声で怒鳴っていたおばさんに「もう少ししたらいいことあるよ」と言ってやりたくなりました。
それにしても新年早々歯医者で食ってかかるおばさんの醜かったこと、出っ歯より数段ご自分の態度を治した方がいいのでは?