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食の文化遺産に登録?!

Posted on 2013年10月26日 by 大前伶子 in ブログ

「おーもーてーなーし」の流行語に乗じて、和食がユネスコの無形文化遺産に登録される?勿論四季が感じられる日本料理は美しい、美味しい、ヘルシーと言われていますが・・・

12月に決まるらしい遺産登録も今回のインチキ食材の羅列、しかも一流ホテルで!

手作り、直送、生、国産という言葉が大好きな日本人、果たしてどれだけ表示に忠実な食材があるのでしょうか?私は食の宝庫築地に年中行っておりますが、マグロなんてほとんど冷凍です。美味しいマグロはインド洋近辺だったり、NYの北ロングアイランド沖だったり・・・そうです、生では築地まで運んで来られません。

 今ではとても美味しく冷凍する技術がありますから。私が初めて住んだNYのニュー・ロッシェルでは近所の魚やで赤身のマグロを売っていました。ほとんど日本人が有り難がって買っていましたが、その頃トロなんて捨てるって。トロを教えたのは日本人の駐在員の奥さんたちだったと思いますよ。

 アメリカ人はたいていマグロっていうと「ツナ缶」のこと。今のように日本食なんて一部の日本贔屓の外人に好まれていたのです。日本人は余り太っていない(当時は)から日本食を食べれば痩せられると誤解していた人も多かった。

 さて、今回の偽装、偽表示、あげくコックや従業員の認識不足?とまで言い放った社長の会見、結構見応えがありました。忌々しい思いで記者会見している風に私には見えましたが・・・・私の知人もホテルでコックをしていましたが、彼の話では材料の倹約、口出し、すべて上からの命令だって、当たり前ですよ、冷凍のハンバーグもてこねなんて表示して、夢のまた夢のホテルでのお食事になるのですから。

 私が嫌いなブッフェ、あのシステムがホテルの食事を悪くしたのでは?と私は考えます。お皿を持って長蛇の列に並ぶ姿はどんなに素敵なホテルでもイヤです。客も悪いのですよぉ、人の分も持ってきて、食べられないほどお皿に山盛り取ってくる。従って汚く残してしまうのなら材料なんて何でもいいじゃない、ってな感じ。レッド・キャビアがトビコになってもとんちゃかない。どっちも悪いサイクルになっていますね。

 ここで少し考えましょう、食材は大事に、どんなネギでも土と太陽と水とお百姓さんの汗と・・・神様の恵みですから。

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