今日白楽へ行って母の同級生が1月2日に亡くなったと聞いた。
勿論96歳の母に同級生が近所にいること自体奇跡に近いですが、
私が小さい時から六角橋商店街で「ひろせ洋品店」を経営していた職業婦人ではありましたが、
母とは女学校時代の同級生!ずっとひろせのおばさんとして親しんでいたし、
同級生が生きているのだから、「おかあちゃま、頑張ってよ」と励ましていました。
ひろせのおばちゃまは1月1日に離れて住んでいる息子夫婦とその孫と食事会をして、
独り住んでいる家に帰ってた、次の日にベット脇で亡くなっていたって。
それも近所のおじさんが2日の夜のお弁当が外にだしてあったので、もしやと部屋に入ったら
亡くなっていた、と証言していました。
母はひろせのおばさんの通夜に行ったそうだが、余りがっかりしていなくて、
「いい死に方よね」とばかり言っていました。「彼女は幸せよね、あっさりあの世に行けて」
私たち姉妹は「最後の砦ひろせのおばさんが先に亡くなったらどんなにがっかりするか?」と心配していましたが、
前日に息子たちに会って次の日にあっけなく亡くなるって羨ましいと、そうは上手くいかないのが人生ですから。
いよいよ母が最後になりました。
が、昨日は横浜高島屋でブラウスを買って、その後お寿司を食べたそうだが、
やはり「研ちゃんが連れて行ってくれるお寿司屋さんが余りにも美味しいから、
昨日のお寿司本当に不味かった」って。
今日は久しぶりにカレーを作って持って行きましたが、美味しいとしっかり食べておりました。
研一も今月は新年会、その後熱海、六本木のフレンチと次々に予定を入れてくれます。
これは母を元気付けるためだそうですが、4月まで毎月会えるようにしてくれています。
ただ、ひろせのおばさまみたいに息子と食事をした次の日に自然死することもありますから、
おばさまはひとりで96歳まで住んでいました。偉い!!
お弁当は取っていたらしいので、それで発見されたわけです。
老衰としても前日まで外でご飯が食べれたって奇跡です。
毎日大事に過ごしましょう。自戒をこめて。