週刊新潮を読んでいたら「吉川圭三」さんという方がお書きになった「人間・明石家さんま」のなぜ、いつも上機嫌なのか?という本の書評が目についた。
私は常々”お笑いは嫌い”とはなっから観ない人ですが、今回吉川圭三さんの本はなぜ?か興味を惹かれて即買ってきて一日で読んでしまいました。
明石家さんまさんという人に2~3回ほどお会いしたことがあって、勿論明石家さんはご存じないところで、、、吉川さんの本文にもたびたび出て来るオーストラリアのゴールド・コーストでのことです。
私は暮れに行くジェット・スターの成田ーゴールド・コースト便で2回彼のすぐ近くに座席をあてがわれたことがあります。約8時間余り、「あら?さんまさんじゃない?」とお隣の彼の行動をつぶさに見させて頂き、その時の彼の行動も態度も全く一般人で、アテンダントに人とのお話の仕方も極普通、当たり前ですが、その後あるコメディアンの方が乗ってきたときのお行儀の悪さを覚えていたので、あの、さんまさんの行動が妙に印象的だった。
芸能人だからとかテレビの稼ぎ頭だとか微塵も感じることなく、私は観察していました。席もお隣でしたから、ジェットスターという飛行機はビジネス席が3列くらいしかない、その上普通のフライトのようなフラットに寝られるのではない、どちらかというとエコ席を少し広くした後ろにも多少倒れるのですが、それもちょっとだけ。
彼のお行儀のよさと周りに対する気配りはやはりお笑い界に長く居られる方の姿を拝見させていただいたのです。今回の人間・明石家さんまさんのお書きになった本で「そうよ、そう、本当に!そういう人よ」と思わずページを折ってしまいました。
フライト中も文庫本を読んだり、テレビの台本みたいなものを読んでいたり、途中カップ麺を所望された時もアテンダントの人に「恐れ入りますが・・・と」お願いしていました。本当にきっちりとした方だと思いました。今回の新潮新書に出て来るさんまさんは正に私が飛行機の中で拝見した彼そのままでした。人を大事にし、あたたかい人柄がにじみ出ていて、テレビで頭をポカンと殴っている彼は演技だわ、やはり・・・
今回の著書吉川圭三さんはそんなさんまさんを身近に観て、彼の驚異的なエネルギーに感心し、書かずにいられなかったのが良く判りました。
私は離婚後のさんまさんと大竹しのぶさん、その娘のいまりさんと3人でゴールド・コーストのスーパーマーケットで楽しそうなお三人を拝見したことも何度かあります。
別れてもああしてお正月を過ごしているのはいい姿でした。さんまさんがスーパーのカートを引いてお買い物をする姿を確かに見ているし、大前家のゴールド・コーストの家の反対側の島がお宅だそうで、同じスーパーを使っているらしく何度かお見掛けしました。どんな局面になっても嫌な顔しないと著者は書いていましたが、本当にその意味がよーーーくわかる人柄がにじんいました。

彼の行動は思想と哲学を持った人と書いてありましたが、彼はあくまでも芸人、専門家でもない自分が中途半端な思想をしゃべっても面白くない、あくまでも自分はお笑い芸人として全力を注ぐと。
私はお笑いも好きじゃないけど、さんまさんだけはフライト中のお行儀の良さと別れた家族との仲の良さを見て、人間明石家さんまが好きなのです。
