大前伶子 - 公式サイト
  • Facebook
  • Rss
  • トップページ
  • プロフィール
  • お問い合わせ
Home» ブログ » 容易に言葉がみつからないほど・・・

容易に言葉がみつからないほど・・・

Posted on 2022年6月19日 by 大前伶子 in ブログ

 昨日最終回の映画アレクセイ・ナワリヌイ氏がアメリカのCNNでドキュメンタリーを密かに作っていた映画を一人で観にいってきました。衝撃を受けました!と同時にナワリヌイ氏のおちゃめな人間性も十分に描かれていて、早くプーチン政権の終わりが来て、明るいロシアになって欲しい。この映画はアメリカではCNNが放映済だそうで、親友スー・節子さんが「もう観たよ、凄くいい番組だった」と言っていたので何としても観たいと思っていました。ところがメジャーな映画ではないし、ましてやテレビのドキュメント番組用に作ったものだから、どちらかというと生々しい表現があったり、こんなこと言って益々ナワリヌイ氏の刑期が伸びるのではないかと案じられるのですが、それでも彼の妻ユリアさんのチャーミングさとご主人を信じ切ってサポートしている姿に感動。

2020年8月アレクセイ・ナワリヌイ夫妻がシベリアからモスクワに向かう飛行機の中で、飲み物に入れられた毒物「ノビチョク」で緊急着陸をするシーンは思わず拳を握ってしまった。モスクワの空港には彼の支援者たちが大勢詰めかけていましたが、それを排除する政府側の警官も物凄く殺気立っていた。彼は死ぬ一歩手前まで重体だったが、当時ドイツの首相メルケルさんの計らいでドイツ迄移送されて、一命を取り留める。ベルリンの病院で毒の正体は「ノビチョク」が飲み物に混入されていたと断定される。

 ウラジミール・プーチンが一番恐れているのが今回の主役アレクセイ・ナワリヌイ氏だが、この映画にプーチンはほとんど出てこない。ナワリヌイ氏はとても英語がうまい。プーチンが最も恐れる男と言われているナワリヌイは、プーチンの手下がどうやってナワリヌイを殺そうとしたか、アメリカのCNNも凄いドキュメンタリーを作ったものです。彼を殺そうとしていた数人を調べ上げて、次々に電話をしていくところなんて手に汗握るという表現がぴったり。電話に出てどうやって彼を殺そうとしたかを仲間と間違えてしゃべってしまうトンマなプーチンの下っ端は、自分で墓穴掘ったのが唯一笑えるシーンでした。プーチン大統領という一人の男の恐ろしさは歴史に残る、血が通っていない男にみえます。多少不満はありますが、日本に生まれて幸せ。昨日は「容易に言葉が見つからないほどの衝撃を受けました。

こういう映画は多くの人に観て頂きたいと思いましたが重要な時間は放映していないのです。朝早くとか最後の上映時間しか・・・従って東京では新宿と池袋だけだったので、新宿ピカデリーの最終回だったので、老婆一人で行く時間ではなかったのですが、思い切って観て良かった。それにしても一人の男プーチンの影響力、現代の事とは思えないのですが。実際に「今」起こっていることです。

最近の投稿

  • 自殺の名所とのことですが、2021年6月8日 自殺の名所とのことですが、
  • インテリア雑誌2015年7月24日 インテリア雑誌
  • 久しぶりにミッキーさんと2015年7月10日 久しぶりにミッキーさんと
  • ニューヨーク滞在記⑬2014年9月30日 ニューヨーク滞在記⑬
  • 10日目です2016年12月30日 10日目です
  • 銀座に!!のDAISO2022年4月16日 銀座に!!のDAISO
  • 「海の上のピアニスト」4Kデジタル修復版2020年8月27日 「海の上のピアニスト」4Kデジタル修復版
  • ニューヨーク滞在記⑨2014年9月29日 ニューヨーク滞在記⑨
  • いつもの歯医者2014年5月19日 いつもの歯医者
  • 實川 風  新進気鋭のピアニスト2017年9月1日 實川 風  新進気鋭のピアニスト
  • 内藤トミ先生の葬儀2013年11月30日 内藤トミ先生の葬儀
  • マレーシア航空機!?2014年3月12日 マレーシア航空機!?
大前研一通信

最近の投稿

  • 冷やし中華
  • 今年の秋は何としてもNYへ行きたい
  • こだわりのガラス磨き剤
  • 高齢者考
  • 驚いた!アメリカの共和党
  • 今年になって「ひまわり」を4回観ました
  • 歯磨き粉に拘る
  • 同窓会報
  • トップ・ガン マーヴッェリック
  • 東京会館本館
  • 御徒町
  • ブログが変わりました
  • 血液型って・・・
  • 中国の友達と長電話
  • 今日も五木寛之さんの本から
  • 交通会館の東京会館
  • なんか気になる人だったのが、当たった
  • やっぱりね、五輪の腐敗プンプンでした
  • 島田陽子さん逝く
  • 今日も五木寛之さんの本から

アーカイブ

  • 2022年8月
  • 2022年7月
  • 2022年6月
  • 2022年5月
  • 2022年4月
  • 2022年3月
  • 2022年2月
  • 2022年1月
  • 2021年12月
  • 2021年11月
  • 2021年10月
  • 2021年9月
  • 2021年8月
  • 2021年7月
  • 2021年6月
  • 2021年5月
  • 2021年4月
  • 2021年3月
  • 2021年2月
  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年8月
  • 2017年7月
  • 2017年6月
  • 2017年5月
  • 2017年4月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月
  • 2016年12月
  • 2016年11月
  • 2016年10月
  • 2016年9月
  • 2016年8月
  • 2016年7月
  • 2016年6月
  • 2016年5月
  • 2016年4月
  • 2016年3月
  • 2016年2月
  • 2016年1月
  • 2015年12月
  • 2015年11月
  • 2015年10月
  • 2015年9月
  • 2015年8月
  • 2015年7月
  • 2015年6月
  • 2015年5月
  • 2015年4月
  • 2015年3月
  • 2015年2月
  • 2015年1月
  • 2014年12月
  • 2014年11月
  • 2014年10月
  • 2014年9月
  • 2014年8月
  • 2014年7月
  • 2014年6月
  • 2014年5月
  • 2014年4月
  • 2014年3月
  • 2014年2月
  • 2014年1月
  • 2013年12月
  • 2013年11月
  • 2013年10月
  • 2013年9月
  • 2013年4月

メニュー

  • 大前伶子のニューヨーク(旧ブログ)
(c) 2013 - 2022 大前伶子 公式サイト